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Yahoo!検索に“消せないAI”登場 誰も頼んでないアシスタントにネット民が悲鳴

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AIアシスタントに困惑している

ある日のこと。移動中にスマートフォンでYahoo!検索を開き、調べ物をしていた私は、スクロールの途中で画面右端の「AI✨」マークに指が触れてしまった。突然、「AIアシスタントを使ってみましょう!」という吹き出しが現れる。

「いや、別に今は検索したいだけなんだけど……」

そう思って慌てて[×]を押す。だが、次にまた検索ページを開いたときも、あの“AIボタン”は堂々と居座っていた。

PCでの操作なら、誤ってクリックすることはまずない。だがスマホだと、どうしてもあの位置は“当たりやすい”。そこから、検索体験そのものに小さなストレスを感じるようになっていった。

「AIアシスタント」って何者?突然の搭載に戸惑いの声

2025年春頃から、Yahoo! JAPANの検索結果ページに表示されるようになったのがこの「AIアシスタント」。アイコンは「AI✨」というシンプルな表記で、クリック(またはタップ)するとチャット形式のUIが立ち上がり、検索キーワードに関連した情報をAIがまとめてくれる仕組みだ。

一見すると便利そうだが、その実態はユーザーとの相性が微妙にズレている。特に、すでに検索リテラシーが高い層にとっては「余計なお世話」「UIがごちゃつく」など、不満の声が噴出しているのが現状だ。

AIアシスタント

SNSに広がる“非表示できない”不満の嵐

X(旧Twitter)やYahoo知恵袋、5ちゃんねるなどを見てみると、こんな声が多く見られる。

- 「検索結果の右に勝手に出てくるの何?怖いんだけど」
- 「吹き出しが邪魔。間違って押すし、いちいち閉じるの面倒」
- 「設定で消せるかと思ったら、そんな機能ないのかよ!」

特に多いのが、“非表示にできない”という不満だ。バルーン(吹き出し)は[×]で閉じることができるものの、そもそものAIアイコン自体は常時表示されており、完全に消す方法はない。

Yahooに直接聞いてみた 「非表示設定は提供しておりません」

実際に筆者がYahoo! JAPANに問い合わせたところ、カスタマーサポートからは以下のような回答があった。

> 恐縮ですが、ご連絡いただいた仕様につきましては、現在のところYahoo!検索では提供しておりません。
> ご期待に沿う環境が提供できておりませんこと、お詫び申し上げます。
> …差し支えなければ「AIアシスタント」機能をご利用いただき、ここが使いにくかった、もっとここを改善して欲しい、などのご意見を以下のフォームよりお知らせいただければと存じます。

つまり、現時点でYahoo!は「AIアシスタントを非表示にする設定は存在しない」という立場を明確にしているわけだ。ユーザーからの声を受けて検討はするとのことだが、仕様変更の予定は未定。利用者側が自衛するしかない状態が続いている。

PCユーザー限定の「非公式回避策」も話題に

PCユーザーであれば“拡張機能”を使ってAIアシスタント部分を非表示にする方法がある。それが「uBlock Origin」などの広告ブロッカーを活用する手法だ。

Yahoo!検索を開いた状態で、uBlockの「要素を選択」モードに入り、AIアイコンやバルーンをクリック → ブロックルールを保存すれば、次回以降は非表示となる。

ただしこれはPC限定。スマートフォンやYahoo!アプリではこの方法は使えず、完全に回避する手段は存在しない。

利便性か、選択の自由か 問われる「ユーザー視点」

Yahoo!側がこのAIアシスタント機能を推進する背景には、検索体験の向上を目指すという狙いがある。AIによって効率よく情報にたどり着ける未来を描いているのだろう。

だが、今のところその“恩恵”を感じているという声は少数派だ。むしろ「選ばせてほしい」「こっちの都合も聞いてくれ」といった、ユーザーの“選択の自由”を求める声の方が圧倒的に多い。

「誰のためのAIなのか」 声なき声に耳を傾けて

利用者の“無言のストレス”に企業が気づくには、往々にして時間がかかる。だがAIのような“提案型”機能こそ、本来は最も丁寧にユーザーのニーズに寄り添うべき存在であるはずだ。

Yahoo!が目指す未来の検索体験が、利用者の選択肢を狭める方向で進んでいくのなら そこに、本当の意味での進化はあるのだろうか。

  • この記事を書いた人

deshi

フリーライターの deshiです。 かつて、とある作家の裏方として企画や調査を担当していました。そうした経験を活かし、ちょっと風変わりで角度のある視点から世の中を見つめています。 この「雑食系考察ブログ」では、日常の小さな違和感から時事ニュース、社会問題、ネット上の噂話まで幅広く取り上げ、「そんな見方もあったのか」と思える切り口を意識しています。 情報は事実ベースで収集・整理したうえで、私なりの視点で検証・考察しています。意見を押しつけることよりも、「一緒に考えてみませんか?」という姿勢を大切にしています。

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