私が飼っていたパグの「さくら」は、普段は散歩が大好きで、リードを見せるとしっぽを振って玄関に飛び出していました。ところがある日、外に出て数分歩いたところで、急に立ち止まり、小刻みに震え始めたのです。最初は「寒いのかな?」と思いましたが、気温はちょうどよく、体調も悪そうには見えませんでした。結局その日は抱っこして帰宅しましたが、後から振り返ると、その日は近所で工事の大きな音がしており、普段よりも環境音が強い状況でした。犬は私たち以上に音や匂いに敏感で、不安や恐怖が体の震えとして表れるのだと実感した出来事でした。
この体験から「歩かない・震える」には必ず理由があると学び、飼い主が焦らずに原因を探る姿勢が何より大切だと感じています。
こんな方におすすめ
- 初めて犬を飼った飼い主の方
- 成犬やシニア犬の変化に不安を抱く飼い主の方
- 神経質・臆病な犬を飼っている飼い主の方
Contents
犬が散歩中に歩かない・震えるのはなぜ?
犬が散歩中に歩かなくなり、さらに震えてしまう姿を見たとき、飼い主は「体調が悪いのか?」「精神的に怖がっているのか?」と不安になるものです。実際、犬が歩かない・震える行動には大きく分けて 体調不良・恐怖や不安・学習不足 の3つの原因が考えられます。散歩は犬にとって本来楽しい時間のはずですが、その裏にストレスや病気が隠れている可能性もあります。まずは原因を冷静に見極めることが大切です。
1. 体調不良によるもの
犬が散歩中に歩かず震えるとき、まず疑うべきは 身体の不調や痛み です。
具体例
- 関節炎や関節の痛み:特にシニア犬では足腰に負担がかかり、歩くと痛みが出るため立ち止まる。震えは痛みのサインであることも。
- 熱中症:暑い日にハァハァと息を荒げ、震えながら座り込むことがある。散歩途中で動かなくなった場合は特に注意が必要。
- 肉球のケガや異物:ガラス片や小石が刺さり、痛みで歩けなくなる。肉球の間をチェックすると原因が見つかることも。
- 内臓の病気:心臓病や呼吸器系の異常があると、ちょっとした運動でも苦しくなり、震えや歩行拒否につながる。
👉 飼い主が見落としやすいのは「小さな変化」。昨日までは普通に歩いていたのに、今日は急に歩かない…そんなときこそ 早めに獣医師に相談すること が重要です。
2. 恐怖や不安によるもの
犬は環境から受ける刺激にとても敏感で、恐怖や不安が「歩かない・震える」という行動として表れることがあります。
具体例
- 大きな音:雷、工事のドリル音、花火など。パグのさくらも工事の音に驚いて散歩中に震えて動かなくなったことがありました。
- 見慣れないもの:傘、自転車、見知らぬ犬や人など、普段と違うものが怖くて足が止まる。
- 過去の嫌な記憶:散歩中に怖い思いをした経験があると、その場所や状況を思い出して立ち止まる。
- 社会化不足:子犬期に外の音や環境に慣れていないと、大人になっても不安を感じやすい。
👉 無理に引っ張ると恐怖心が強まり逆効果です。一度立ち止まって犬が安心できるまで待つ、距離をとる、声をかけて落ち着かせる といった対応が有効です。
3. 学習不足・経験不足によるもの
特に子犬や保護犬の場合、外の環境に慣れていないため「どうしていいかわからない」状態で歩かなくなることがあります。
具体例
- 子犬の初散歩:リードや外の音に慣れていないため、家から出た瞬間に座り込み、震えてしまう。
- 保護犬のケース:過去に外での経験が少なく、散歩自体に戸惑ってしまう。
- しつけ不足:リードをつけても飼い主と歩くことを学んでいないと、外に出た途端に動けなくなる。
👉 この場合は「散歩=楽しいこと」と学習させるのがカギです。短い距離から始めて、歩けたら褒める・ご褒美を与える を繰り返すことで、徐々に歩けるようになります。
突然立ち止まる犬に隠された心理
散歩中に犬が急に立ち止まり、動かなくなることは珍しくありません。この行動は「怖い音がした」「初めての場所に戸惑っている」など 環境刺激に敏感に反応しているサイン の場合があります。特に子犬や保護犬は経験不足から外の刺激に過敏になりやすく、震えとともに立ち止まることがあります。こうしたときに無理に引っ張ると逆効果で、恐怖心が強まり「散歩=怖いもの」と学習してしまいます。大切なのは 犬の気持ちを尊重し、安心できるまで待つことです。無理に引っ張らず、少し待って安心させることが効果的です。
具体的な安心のさせ方の例
大きな音に驚いたとき
例:近くで工事のドリル音が響いた‼バイクが急に走り去った‼
👉 音が収まったら再び歩き出せることが多いです。
見知らぬ人や犬に警戒しているとき
例:向こうから大型犬が歩いてきた‼知らない人が立っている‼
👉 「怖い相手がいても無理に近づかなくていい」と学ばせることが安心につながります。
初めての場所に戸惑ったとき
例:公園の遊具!工事用のカラーコーン!橋の上など
👉 犬は「次は大丈夫かも」と少しずつ自信をつけていきます。
飼い主が焦っているとき
犬は飼い主の感情を敏感に察知してますよ‼
散歩に行けないときのストレスと代替策
体調や天候の理由で散歩に行けない日もあります。しかし犬にとって散歩は運動だけでなく「匂いを嗅ぐことで得られる精神的刺激」の役割も大きいため、散歩が減るとストレスを感じてしまいます。そんな時は、室内での 知育トイ・匂い探しゲーム・軽い引っ張り遊び などで代替することが可能です。散歩に行けない日が続いても、心と体を満たしてあげる工夫を取り入れましょう。
① 知育トイ(メンタルエンリッチメント用)
脳への刺激を与え、退屈を防ぎ行動の安定にもつながります。
実例紹介
- KONG Classic: 中にピーナッツバターやおやつを詰めて冷凍すると、長時間集中して取り組めます。定番ながら効果抜群です。
- スナッフルマット: 毛足の長い布におやつを隠して嗅覚を使って探します。静かで犬にも飼い主にも安心な教材です。
- パズルトイ(例:Dog Brick): スライドや蓋を開けておやつを取り出す必要があり、思考と工夫が必要なハイレベルな遊びになります。
おすすめ商品
- L'ange 探犬TOY mini(知育&嗅覚トレーニング):スクイーカー付きで丈夫な構造、嗅覚と頭を同時に刺激できる一台二役の知育玩具。室内遊びにおすすめです。
② 匂い探しゲーム(嗅覚トレーニング)
犬の本能である「嗅ぐ」力を使ったゲームで、刺激的かつ安心感のある遊びに!
実例紹介
- スモールおやつ隠しゲーム: 段ボールやヨーグルトカップなどにおやつを隠し、犬に探させるシンプルで楽しい遊びです。
- 卵パックを使ったゲーム: 卵のトレーにおやつを置いて、犬が頭と鼻を活用して探します。難易度の調整も簡単です。
- 暗闇おやつ探し: 部屋を暗くして、おやつを隠した場所から「コリッ」という音とともに探す楽しさを演出。集中力も高まります。
- 追跡ゲーム(トレイル): 油や匂いのあるおやつを床にこすりつけ、香りの道をたどって探させる方法。非常に没入感が高い遊びと評されています。
おすすめ商品
- Dog Scent Training Kit(嗅覚トレーニングキット):香りを仕込んだ小箱・ポーチ付き。初心者でもわかりやすく、本格的な鼻探し遊びを導入できます。
③ 軽い引っ張り遊び(Tug Play)
犬の体力やストレス解消に効果的。適切な構造なら安全に楽しめます。
実例紹介
- クラシックな「引っ張りっこ」。ロープの長さや柔らかさを選べば歯や顎にも優しい遊びになります。
おすすめ商品
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- ルイスドッグ louisdog Tug Rope Toy【小型犬 犬用 ペット ロープ トーイ セレブ】:100%コットンと天然染料で安心。小型犬のやさしい引っ張り遊びにぴったりです。
自宅でできる簡単な代替アイデア(DIY)
- ティッシュ箱や紙容器でおやつ探し:安価で手軽。犬の反応を見ながら難易度を調整できます。Reddit+9American Kennel Club+9アルティメイトペットニュートリション+9
- ダンボールを卵パックに変えておやつを隠す:家にある素材で遊びを創出。スパークルズアンドサンシャインブログ
| カテゴリー | 内容 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| 知育トイ | パズル・スナッフル系 | 集中力アップ、頭と鼻に刺激 |
| 匂い探しゲーム | 隠す・匂いを追う遊び | 自然な本能を活かす、静かな満足感 |
| 引っ張り遊び | ロープでの軽い勝負 | 体力づくりと飼い主とのコミュニケーション向上 |
歩くのが遅くなった犬に見られる体調サイン
「以前より歩くのが遅くなった」「すぐ座り込む」という犬は、加齢や関節炎、心臓病などの体調不良を抱えている可能性があります。震えを伴う場合は 痛みや不安感 が強いサインと考えられます。特にシニア犬では、無理に散歩させず、獣医師の診察を受けて適切な運動量を調整することが必要です。
子犬が散歩で歩かないときのトレーニング方法
子犬が散歩で歩かないのは「外の世界に慣れていない」ことが主な原因です。急に大きな道路に出すのではなく、まずは家の前や庭など 安全で落ち着ける場所から慣れさせる のがポイントです。さらに、歩けたときに おやつや声掛けでポジティブな経験 を積ませることで、徐々に散歩が楽しいものだと学んでいきます。
突然歩かなくなる犬への対応と注意点
元気に歩いていた犬が突然動かなくなる場合、外傷や足裏の異常(肉球のケガ、異物の刺さり)、熱中症なども考えられます。震えが伴うときは 緊急性が高いケース もあるため、まずは安全な場所に移動して状態を確認し、必要なら動物病院へ向かいましょう。
1. 足や体の異常をチェックする
対応
- まず安全な場所に移動し、犬の足先・肉球・爪を確認。
- 小石やガラス片が刺さっていないか、肉球が擦れていないかをチェック。
- 足を触ったときに強く嫌がったり、片足を浮かせている場合は痛みが原因の可能性が高い。
注意点
- 無理に歩かせないこと。痛みが悪化する危険があります。
- 出血や大きな異物があれば、そのまま動物病院へ。
2. 熱中症のサインを疑う
対応
- ハァハァと激しい呼吸、舌の色が赤い、よだれが多いといった症状があれば熱中症の可能性。
- すぐに日陰や涼しい場所に避難し、水を少しずつ飲ませ、体を冷やす。
注意点
- 氷水を一気にかけるのは逆効果になる場合あり。冷たいタオルで足先やお腹を冷やすのが安全。
- 症状が重い場合は至急病院へ。
3. 環境要因で不安になっている場合
対応
- 大きな音や見知らぬ人・犬に驚いて立ち止まることがあります。
- 犬が周囲を確認するまで静かに待ち、声をかけて安心させる。
- 必要なら別ルートを選び、刺激を避ける。
注意点
- リードを強く引っ張らない。恐怖心が強まり、散歩嫌いになる原因になります。
- 無理に近づけず「やり過ごす」経験を積ませることが大切。
4. 突発的な病気・緊急性のあるケース
対応
- 突然の震え・ぐったり・目の焦点が合わないなどが見られるときは内臓疾患(心臓、神経など)の可能性。
- すぐに散歩を中止し、車やカートで動物病院へ。
注意点
- 「少し休めば大丈夫」と自己判断せず、繰り返す場合は必ず受診。
- 特にシニア犬では心臓や呼吸器系の疾患が隠れているケースもあります。
5. 日常的に出来る予防と工夫
日常的にできる予防と工夫
- 散歩前に足や肉球をチェックする習慣をつける。
- 夏場は早朝や夕方の涼しい時間を選ぶ。
- 無理な距離やペースを避け、犬の体力に合った散歩を心がける。
- 普段から水分補給や休憩を取り入れる。
突然歩かなくなる犬への対応は、
という流れが基本です。
「無理に歩かせない・犬のサインを尊重する」ことが最大の注意点であり、結果的に犬の健康と信頼関係を守ることにつながります。
散歩がストレスになる犬へのケア
散歩は本来リフレッシュの時間ですが、神経質な犬や社会化不足の犬にとってはストレス源になる場合もあります。そのサインとして「歩かない」「震える」「尻尾を下げる」などが見られます。こうした犬には、無理に長時間歩かせるのではなく、 短時間でも安心できるルートを繰り返す ことが大切です。少しずつ外の環境に慣れさせる工夫が必要になります。

尻尾が下がる犬の気持ちを理解する
散歩中に尻尾が下がるのは「不安・恐怖・緊張」の表れです。さらに震えが加わる場合は、その犬にとって散歩が「我慢の時間」になっている可能性があります。飼い主がリードを強く引っ張ると余計に不安が高まるため、 犬のペースを尊重する姿勢 が重要です。尻尾の動きは感情を映す鏡であり、散歩の質を見直す大きなヒントになります。
よくある質問(FAQ)
犬が急に散歩で震えるようになったのですが、病気でしょうか?
急な震えは「体調不良(痛み・低血糖・心臓の問題)」の可能性もあります。環境要因(大きな音や見慣れない物)でも震えることはありますが、頻繁に続く場合は早めに動物病院で診てもらいましょう。
散歩で歩かなくなったとき、抱っこして帰っても大丈夫ですか?
無理に歩かせるより抱っこの方が犬にとって安全な場合もあります。ただし「歩かないと抱っこしてもらえる」と学習してしまうこともあるので、毎回ではなく状況に応じて判断しましょう。
子犬が外で震えて歩かないとき、どうしたらいいですか?
子犬は外の世界に慣れていないため、匂いや音に圧倒されやすいです。まずは家の前や静かな道で慣れさせ、短時間の散歩から始めましょう。歩けたらしっかり褒めることが大切です。
散歩のとき尻尾を下げて歩くのはなぜですか?
尻尾が下がっているのは「恐怖・不安」のサインです。無理に歩かせず、犬が安心できる道や時間帯を選び、少しずつ慣らしてあげることをおすすめします。
散歩に行けない日はどうやってストレスを解消すればいいですか?
室内でできる「知育トイ」「宝探しゲーム」「簡単なトリック練習」などが効果的です。散歩の代わりに、頭を使う遊びで満足感を与えることができます。
まとめ
犬が散歩で歩かない・震える行動には、必ず理由があります。
- 環境への不安
- 体調不良
- 社会化不足や経験不足
これらを冷静に見極め、無理に歩かせない・安心できる環境を作る・必要なら獣医師に相談する という対応が、犬にとっても飼い主にとっても安心につながります。
